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無所属の会(むしょぞくのかい)は、日本の国会や地方議会において特定の政党に所属しない議員が質問時間の確保等を目的として結成する会派名の全部または一部に使用される用語。現在国会に存在している院内会派として参議院の「新党改革・無所属の会」がある。国会では主として保守派・中道右派の議員の会派に好まれる傾向がある。 とくに国会は一人会派を結成できないため無所属議員が政党所属議員とともに結成する場合が多い。例えば、無所属議員が○○党議員と統一会派を組んだ場合に「○○党・無所属の会」という会派名を使うことがある。この場合、「○○党・無所属の会」で一つの会派であって「○○党」と「無所属の会」という2つの会派が合同しているという意味ではない。 同様に使用される用語として「無所属」、「無所属会」、「無所属クラブ」が存在する。 参議院ウェブサイトなどでは英文表記として''"Group of Independents"''が用いられている。 英国の地方議会など、海外の議会でも無所属議員による院内交渉団体あるいは政策グループにGroup of Independentsや、Independents Groupという名称を冠する場合があるが、使用例は概して多くない。 == 国会 == === 衆議院 === * 衆議院では、無所属の中村喜四郎・小泉龍司と自由民主党が衆議院内で統一会派「自由民主党・無所属の会」を組んでいたが第46回衆議院議員総選挙以降は中村・小泉は会派に属さず、会派名を「自由民主党」としている。 * 2005年の第44回衆議院議員総選挙の後、国民新党及び新党日本が無所属の野呂田芳成を加えた会派「国民新党・日本・無所属の会」を結成した(2005.9)。その後統一会派のパートナーの変更等に伴い「国民新党・無所属の会」(2006.9)→「国民新党・そうぞう・無所属の会」(2007.5)→「国民新党・無所属の会」(2008.9.16)「国民新党・大地・無所属の会」(2008.9.19)と変遷した。2009年7月に野呂田が任期満了により衆議院議員を引退し、9月には新党大地が民主会派に移り会派名を「国民新党」とした。 * その後、2012年6月に民主党を離党した無所属の平山泰朗が会派入りし再び「国民新党・無所属の会」とした。同年10月1日に平山が国民新党入りし会派名を「国民新党」へと変更した。 * 2012年7月-11月にかけて、民主党を離党した木内孝胤らによる院内会派「改革無所属の会」が存在した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「無所属の会 (会派)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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